ナゴヤドームの芝

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先日とある学校に行く機会があった。私はサッカーの審判も土日にしているので、休日はグラウンドにいる時間が多い。

その学校のグラウンドは、土ではなく人工芝だった。しかも、よくよく調べてみると以前ナゴヤドームで使用されていた人工芝を再利用しているとのこと。

今のナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)の人工芝は2022年3月から使用されているので、2021年シーズンまで使用されていたもののようだ。

私はプロ野球も結構観るので、かねてからナゴヤドームの芝の評判の悪さは耳にしていた。巻き取り式の人工芝のため、比較的薄く、「ペラペラ」との印象が広まっている。

その学校のグラウンドの端に、その人工芝の切れ端のようなものがあった。組み立てテントの脚を置くためのものらしい。

肝心の厚みはというと、たしかに薄い。「芝」の部分は1~2cmほど。その下のベースとなる素材が3cmほどといったところか。

このベースが発泡しているようなものでクッション性向上、身体への衝撃吸収の役割を果たしていそうだが、実際に試合で走ったあとは膝や足首が痛い。サッカーの人工芝は、ロングパイルと呼ばれる人工芝が主流で、芝が5cmはあるものもあり、そこに衝撃吸収のためのゴムチップも敷き詰められている。今の野球場も多くは似たようなものだと思う。

(別のグラウンドの人工芝。毛足が長くチップが充填されている。)

それと比べると、やはり身体への負担は大きそうだ。サッカーの審判はスパイクを履くことが多いが、今回はトレーニングシューズを選択して正解だった。

スパイクだったらもっと負担が大きかっただろう。プロ野球の環境が良くなったことを喜ぶとともに、このグラウンドでプレーする選手の負担を心配する一日だった。土のグラウンドよりもこっちの人工芝のほうがいいのかなぁ?

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